数学のタクティクス
お次は本丸の数学だ。数学が東大入試(理三のみ)で最重要教科なのは言うまでもないだろう。今回だけは、役に立つ知見を述べたいと思う。
最初にいうと、東大数学(理三レベル)はスピードが物凄く大切だ。
発想力ということを声高に叫ぶ人もいるから、勘違いしているかもしれないが、もう一度言う、東大数学は処理スピード命で発想は2の次だ(発想とかいっているおめでたい馬鹿はさっさと定跡をストックしろよ、自称天の俺ですら受験数学は暗記だと思っている。)。これは、理Ⅰや理Ⅱには当てはまらない、なぜなら彼らは2~3完もすれば御の字なのでゆっくりと試験時間を限られた問題に使うことができるからだ(そしてちょいちょいミスをしても許容範囲だろう)。これに対して理Ⅲは理Ⅰや理Ⅱがもたついている東大標準からやや灘の問題を会社の簡単なExcelの事務処理ワークの如きノリで瞬殺かつ確殺しないといけない。
それで余った時間で、第3問or/and第6問の重たい計算を確実にこなし、特殊な着想を要するというか多少ひねっている問題を、時間をかけて紐解き慎重に対処する必要があるのだ。
それでどうすればこの水準に達することができるか?これには、新数学演習やハイレベル理系数学の問題を暗算で解けるくらいに繰り返して習熟するのが一番早いだろう。これは自称天才の俺とて例外ではなかった。
因みに俺は、3月~6月にかけてやさ理とハイ理をかなりやりこんだ。それと掌握を①~③まで2周した。俺が今後使う予定があるのは以下のものだ。
1.鉄緑の過去問(40年分)
2.東大模試(駿台・河合のみ)の過去問
3.学コン(考え抜く数学) [東京出版]