入試数学の掌握①~③

Road to the UTS3 ~大人の青春~

入試数学の掌握①~③

今回は入試数学の掌握について簡単に書きたいと思う。より俺の筆が走るのはAmazonの申請が通ってからだからwwwとりあえず簡潔に紹介しておく。

結論から言うとこれは買いである。

まず著者の経歴が凄いwww
洛南⇒理三⇒療養からの再受験⇒脅威(京都大学医学部)
離散と脅威だから金メダルと銀メダルの両方を獲得してるような感じだ。
そしてどんなに著者の経歴が凄かろうと自分が受かりさえすれば基本的には良いのだが、この本は著者自身が最高ランクのプレイヤー(受験数学ソルバー)だったこともあり、受験のトップランカーの思考過程を知りえることができる貴重な本である(多分市販の本では唯一の本)。自分の中では、著者独自の切り口による横割りの切り口よりも、(理三や京医に受かる)トップ層も同じ人間なんだということが分かったことが最高の収穫だった。

 内容も勿論良くて、特に②の通過領域(存在条件)のところや③の解析武器の選択のところは系統的に纏まっていて個人的にとてもいい参考書だと思う。
 逆に①の全称命題vs存在命題のところは、著者のような視点があることは一応知っておいた上で結局たくさんの問題に触れたほうが早い気がした(要は結局パターンで、問題の雰囲気から大体何するか慣れてくれば分かるということ)。
 あとは、東大受験生としては、メインは京都大学や他の大学(一橋・京府医・阪大・名古屋大学とか)の比較的難しいものが中心になっているから東大の過去問に入る前に、東大の過去問を消化しすぎることなく同レベルかそれ以上のレベルの問題に取り組めることがメリットかもしれない。
 あとは、よくこの問題集をにわかの受験評論家がレビューするときにデメリットのやり玉に上げるのが今は指導要領外でかつての試験範囲であった行列と1次変換等がフツーに含まれているということだが、それがこの本の評価を下げることには繋がらない。なぜなら行列(線形代数)と1次変換は数学の中でも最高に有益な考え方の1つなのでこのくらい知らないでどうするんだという感じだからだ。内容もそんなに難しい内容ないしね。誤差誤差。というかマジで行列は指導要領に戻すべきだ。てか、Wikipediaでモナリザの顔が歪む変換見たことない?あれがアフィン変換(1次変換)だよ。知らないなら今すぐ(wiki)ペディろう(こんな日本語あったっけ)

eigenvalue/eigenvectorも最高に重要。余裕があったらスペクトル分解とかコレスキー分解(昔から指導要領外)とかも勉強しておこう。

尚、この入試数学の掌握に手を出している人の殆どは、入試数学を全然掌握していないのは有名な話である。

まぁ、纏めるとこのシリーズは最高。これを一人で書き上げた著者はマジで凄い。

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